日産 ステージア WGNC34|GT-Rの魂を宿した快速ワゴン

1998年式の日産ステージア WGNC34 オーテックバージョン260RSは、ステーションワゴンの実用性に、本格スポーツカーの走りを組み合わせた特別なモデルです。
ロングボディの荷室や居住性を備えながら、エンジンや駆動系にはスカイラインGT-R譲りのメカニズムを採用。家族や荷物を乗せられるワゴンでありながら、運転する楽しさを妥協しない一台に仕上げられています。

GT-Rの血を引く、特別なステーションワゴン
ステージア260RSは、オーテックジャパンが手掛けた高性能コンプリートモデルです。
ワイド感のある専用フロントバンパーやメッシュグリル、丸型ランプを組み合わせたフロントマスクは、標準的なステーションワゴンとは明らかに異なる迫力を放ちます。
長距離移動や日常の使いやすさを保ちながら、GT-Rの走行性能を楽しめることが260RS最大の魅力です。
横から見ると、伸びやかなルーフラインと低く構えたボディが印象的。後方まで続く広いキャビンは、スポーツモデルでありながらワゴンとしての実用性をしっかり確保しています。

力強さと実用性を両立したエクステリア
フロントには専用デザインのエアロバンパーを装着し、大きく開けられた開口部が高性能モデルらしさを強調しています。
BBS製の専用ホイールやロングルーフ、ルーフレールも260RSを特徴づける装備です。サイドビューは落ち着いたワゴンらしいシルエットですが、低い車高と足元のデザインによってスポーティーな雰囲気にまとめられています。
リアには2本出しのツインマフラーを装備。大きなテールゲートと広い荷室を持ちながら、後ろ姿からも走りへのこだわりを感じられます。

ドライバーを中心に設計されたコックピット
室内は黒を基調とした、シンプルで機能的なデザインです。
右ハンドルの運転席にはスポーティーなステアリングとホワイトフェイスメーターを配置。必要な情報が見やすくまとめられ、運転に集中しやすい空間となっています。
センター部分にはエアコンやオーディオの操作系が整然と並び、その下には5速マニュアルトランスミッションを装備。ステーションワゴンでありながら、自分で変速して走らせる楽しさを味わえるのも260RSならではです。

視認性に優れたホワイトフェイスメーター
260RSのメーターは、白い文字盤にオレンジ系の目盛りを組み合わせたスポーティーなデザインです。
中央には180km/h表示のスピードメーターと、10,000rpmまで刻まれたタコメーターを配置。左側には燃料計、右側には水温計が設けられています。
大きな目盛りは走行中でも確認しやすく、高性能車らしい雰囲気も演出。ステアリングや短いストロークのシフトレバーとともに、ドライバーが操作そのものを楽しめる環境を作り上げています。

260RSの核心となる高性能メカニズム
260RSには、スカイラインGT-Rで知られるRB26DETT型エンジンが搭載されています。
直列6気筒ツインターボエンジンの力を5速マニュアルトランスミッションで操り、電子制御4WDシステムの「ATTESA E-TS」によって四輪へ伝達。走行状況に応じて駆動力を配分し、高いトラクションと安定性を実現します。
さらに、専用サスペンションやBBS製17インチアルミホイールを採用。エンジンの力強さだけでなく、曲がる、止まるという基本性能まで総合的に高められています。
荷物や乗員を載せられるワゴンの姿を持ちながら、その中身は本格的なスポーツモデルです。

1998年の日本とともに登場したステージア
1998年の日本では、PHSやMDプレーヤーが身近な存在となり、携帯できる通信機器や音楽機器が急速に普及していました。
プリクラやゲームセンターは若者の定番スポットとなり、制服にルーズソックスを合わせるファッションも街を彩っていました。
渋谷や原宿には大きな看板や店舗が並び、新しい音楽、ファッション、遊びが次々と生まれた時代です。ステージア260RSも、そんな活気に満ちた1998年に登場しました。

1998年のアメリカに広がっていた自由なカーライフ
当時のアメリカでは、広大なハイウェイを走るロードトリップや、郊外でクルマとともに暮らす生活が身近なものでした。
ダイナーでハンバーガーやシェイクを楽しみ、CDプレーヤーでお気に入りの音楽を聴きながら長い道を走る。ゆったりとしたカジュアルファッションや、ローラーブレード、スケートボードなどのストリート文化も人気を集めていました。
クルマが移動手段だけでなく、自由や冒険を象徴する存在だった時代です。
日常を特別な時間へ変える快速ワゴン
日産ステージア WGNC34 オーテックバージョン260RSは、単にパワフルなステーションワゴンではありません。
RB26DETT、5速MT、ATTESA E-TSといった本格的なメカニズムを、広い室内と荷室を持つワゴンボディに収めた、独自の存在です。
家族との移動や荷物を積んだ旅行にも対応しながら、ステアリングを握ればスポーツカーのような走りを楽しめる。260RSは、日常と高性能を一台で味わえる、まさに「GT-Rの魂を持つ快速ワゴン」と呼ぶにふさわしいモデルです。

